このページは「手の中の温度」を主題に、炭火・銅板・すり蜜・手のひらと、章が進むごとに温度が下がっていく構成でお店を紹介します。
手の中の温度
手をかざすと、あたたまる
THE TEMPERATURE IN THE HAND
帳場 HISTORY
明治十年、甘味処として創業。
屋号は藤鎌、
名古屋・伊勢町に暖簾を掲げました。
戦火に焼かれて円頓寺本町へ
——
砂糖のない時代は、
どて煮を炊いて商いをつなぎました。
五つの時代を、
手仕事ひとつで越えてきました。
お知らせ NEWS
- 琥珀糖が秋の桔梗にかわりました。菊・いちょう・かえでのゼリーも店頭に。
- 今年も栗きんとんがはじまりました。栗と砂糖だけの、秋の菓子です。
- ホームページを開設いたしました。
町 ENDOJI

名古屋の中でも、
近代化を経てなお
下町の風情を残す、
稀有な商店街。
松露堂は、その「すこし奥」にあります。
夏には七夕まつりの飾りがアーケードを埋め、
店の前を、団扇を持った人たちが行き交います。
土地と店が、呼応しています。
『円頓寺本町商店街「松露堂」の魅力』
—— 仕事の話は 2:11 から。
押すと、ここで再生します。
手仕事 PHILOSOPHY
所作を、呼吸させる。

小豆は機械に頼らず、
粒を潰さないように手で炊き上げる。
きんつばは一枚ずつ手で焼き、
金鯱の焼印を押す。
生地の配合も、火加減も、
長い歳月をかけて研ぎ澄ませてきました。
数値や決まりごとの外側にある、手の感覚。
その繊細さが、百四十九年つづいてきた理由だと思っています。


銘 SIGNATURE — 看板の二菓
銘菓 松露糖
こし餡の玉を、すり蜜にくぐらせて乾かした半生菓子。
口に入れると衣がほどけ、餡がとろけ出します。
季節であんこの硬さを変え、
くぐらせるすり蜜の温度を、
いまも昔ながらの炭火で整えています。
屋号は、この菓子からいただきました。
常の二種小豆こし餡 / 備中白小豆の粒餡
季の意匠そら豆など、季節の型で
異名石衣、しずく石とも呼ばれます

松露をひとつ割ると、白いすり蜜の衣の下から、餡があらわれます。
金鯱きんつば
名古屋城のおひざもと、
那古野の地にちなみ、
金鯱の焼印をひとつずつ。
北海道産小豆を
粒を潰さぬよう手で炊き、
甘さを控えた餡を、
一枚ずつ手焼きで仕上げます。
いまでは海の向こうから、
この菓子を訪ねて来られる方も。
小豆北海道産・手炊き
焼成一枚ずつ、手焼き
焼印金鯱

秒 SECONDS — 手も、時を刻む




ある朝の、九分四十八秒に五十七枚。
温度だけではない——手は、秒も計っている。



栗きんとん、桔梗の琥珀糖、
菊やかえで、いちょうのゼリー
—— 円頓寺の四季にあわせて、
店先の顔ぶれも移ろいます。
品書き OKASHI
本日の顔ぶれは、店頭にて。
- 松露糖 SHOURO-TOU
- こし餡をすり蜜にくぐらせた、看板の半生菓子。
小豆こし餡と、備中白小豆の粒餡の二種。
季節の型の松露糖も折々に。 - 金鯱きんつば KINSHACHI KINTSUBA
- 北海道産小豆を手炊きし、一枚ずつ手焼きで。金鯱の焼印入り。
- 琥珀糖 KOHAKUTOU
- 外はしゃり、中はとろり。金鯱の型どり、ランダムカット、そして季節の型
——いまは桔梗。 - 本町もなか HONMACHI MONAKA
- 香ばしい皮に、餡を手詰めで。
円頓寺本町の銘を冠して。 - ブッセ BUSSE
- ふんわりと焼いた生地に、やさしい餡を挟んで。
- 満月 MANGETSU
- 金沢のふやき煎餅に、うっすらすり蜜を引いて季節の焼印を。口あたり軽く、上品な甘さ。
- 栗きんとん KURI-KINTON
- 栗と砂糖だけを炊きあげ、茶巾で絞って。
素朴ながら、栗の風味をたっぷりと。秋の菓子。 - 秋のゼリー JELLY
- 菊、いちょう、かえで。秋のかたちを写して。
- 夏の甘味 SUMMER
- かき氷、水まんじゅう。暑さの残るうちは、まだ。
- 季節の半生菓子 SEASONAL
- 四季の意匠を、詰め合わせでも。進物にどうぞ。
- つぶ餡 ANKO
- この餡を求めて遠方から通われる方も。
餡だけのお求めも承ります。
お品書き・お値段は季節により変わります。
くわしくは店頭、またはお電話にて。
季節で、あんこの硬さを変え、
すり蜜の熱を、手で計る。
THE WARMTH IS MEASURED BY THE HAND.
継承 IDENTITY

派手なことは、何もしておりません。
御菓子処 松露堂 五代目店主
季節にあわせて餡の硬さを変え、
すり蜜の熱を手で確かめ、
きんつばを一枚ずつ焼く
——教わったとおりのことを、
今日も繰り返しているだけです。
円頓寺にお越しの折は、
どうぞお立ち寄りください。
百四十九年の温度を、
百五十年へ、
そしてその先へ。
百五十年目の朝も、同じ手で計ります。
五代目 後藤芳孝

御案内
場所と、時間のこと。
円頓寺本町商店街 電話 052-586-4514 営業 9:30 — 18:00(木曜は17:00まで)/日曜定休 進物・発送 熨斗・進物のご相談、遠方への発送のご相談は、
お電話にて承ります。 ゆかり えっさほいさ(名古屋城・金シャチ横丁)
— 松露堂の琥珀糖をお取り扱い。 地図・SNS
本町のアーケードに入って、すこし奥。
